単行本第二十八巻 感想

銀魂 第28巻 (28) (ジャンプコミックス)

空知 英秋 / 集英社


表紙はまさかのトッシー!世間一般の「オタク」のイメージをそのまま具現化したようなコッテコテのオタクとして描かれながらも妙にリアリティがあって、愛嬌もあって人間臭くて憎めなくて好きなキャラでした。かなり愛着を持っていたので、この度はとても名残惜しいです。この表紙に描かれているのは【トッシー】なのか【トッシーの振りをしている土方十四郎】なのかどっちなのか。表紙になっている以上はやっぱり【トッシー】の方でしょうか。【土方十四郎】とは別キャラの扱いみたいですね。これ二十九巻の背表紙もトッシーになのかな?

トッシーの例は解離性同一性障害の様なものなのかなと思います。旧称「多重人格障害」。土方自身はトッシーの事を「別人格なんぞじゃない」と言っていますが、ああいうのをこそ「別人格」と言って差し支えないと思います。解離性同一性障害の人たちの別人格もその人の内から生じたものであって、別に他人の魂や霊が外から入り込んでくるという訳ではありませんからね。うーん「別人格」という言葉の捉え方がちょっと難しいやも。まぁつまり【土方十四郎】と【トッシー】は一人の人間の中に存在する複数の同一性であり、同一人でもあれば別人でもあると…。ややこしいな…。





■収録内容
第二百三十八訓「屋台に入るには微妙に勇気がいる」
ジャンプを定期購読していた時の最後の感想(タイトルをクリックすると当時の感想を表示します)。簡易感想なうえにやっつけ過ぎてものすごく書き直したいんですけどそういう心の余裕も無いので特に修正はしていません。●屋台の親爺の固定アングルと会話劇だけで進み、最後にはぶっ飛んだオチが待ち構えているトリッキーな構成。連載初期などには決して出来ない、キャラのイメージが固まってきてからこそ出来るネタ。面白かったです。これはどうアニメ化されるのか見ものですね…いつも通りのキャストさん達が微妙~な演じ分けとかするのかな。※簡単な加筆修正チェックはこちら※

第二百三十九訓「男が揃えばどんな場所でも戦場になる」
お通ちゃんの公式ファンクラブの座をかけ、新八率いる「寺門通親衛隊」とトッシー率いる「通選組」が熱き戦いを繰り広げるシリーズ。という訳でトッシー再臨ンン!「プススススッ」て何さ!(笑)左手で右腕を押さえるあのトッシーポーズは集団で見ると異様でだなぁ…。あの体の前に回された左腕は言わばATフィールド(心の壁)ですよね。無意識のうちに周囲から距離を置いて自分との間に壁を作り、周囲を拒絶し自分を守ろうとする内向的な気持ちの表れです。こういう人は多いです多分。

第二百四十訓「友達がケガしたらすぐに病院へ」
●万事屋にやって来たトッシーが土方の成り済ましだと看破する新八。なんだか新八の方がトッシーの事をよく分かっているみたいです。新八は真選組動乱編で暫くトッシーと一緒に行動していたけど、一方の土方はトッシーになっている間の記憶がおぼろげのようだし無理もないのかな。意識の奥底で目を光らせるトッシーはさながら『NARUTO』の九尾の狐のようでした。オタクの覇道を熱く語る土方と静かに燃える新八、そこに入る銀さんと神楽の冷めた合いの手がナイスです。●「寺門通公式ファンクラブ決定戦場のピアニスト」会場の銀さんのスカ○ロトークはギリギリアウトじゃなかろうか。

第二百四十一訓「みかんは一個腐るといつの間にかダンボール中のみかんを腐らせる」
●このサブタイトルはつまり「トッシー」という腐ったミカンが真選組という箱入りミカンを侵し始めたという事か。タカチン負傷で優勝が危ぶまれた寺門通親衛隊、しかし最強の戦士・タカティンの参戦により一気に形成逆転。銀さんの人脈ってホント謎だらけだな! ●「ふぉーめーしょん玄武」はすごく中二っぽいぞ土方さん。

第二百四十二訓「外国人から見たらこっちも外国人 宇宙人から見たらこっちも宇宙人」
●一ページ目の「おつかれさまージャンボ宝くじ!!」「ありがとうございます大山」と挨拶しあうお通ちゃんと土方が妙に微笑ましいです。●銀さんの「俺達がどれだけバカかわかってんのか!!あんまナメてんじゃねーぞ!!」がものっそツボでした。全く威張るところじゃない!●滑り台からメガネが落下するまで新八があの場に居ない事に気づけなかったのが悔しいです。空知先生巧みだなぁ。この一連のシーンはどのコマをとっても面白かったです。●お通ちゃん近藤さんのこと生理的に受け付けないのか…。一日局長の時は仲良さげだったのに、ちょっと寂しく思います。

第二百四十三訓「何回見てもラピュタはいい」
●密かに楽しみにしていたジブリのヒロイン談義回。空知先生お得意の会話劇が秀逸でした。ちなみに手前はジブリ作品では断然『トトロ』派ですけど、ヒロインの好みでいったら落ちぶれた娼婦山崎と同意見でございます。ジーナさん良い女よね。近藤さんはとにかく若くて溌剌として利発な娘が好みっぽい?●というか山崎の存在感がハンパ無いな!「髪型」というものが如何にキャラ立ちに重要なポイントか思い知りましたよ。モヒカンになっただけで何だろうこの只ならぬオーラ!アニメ版キャストの太田哲治さんはオカマキャラをよく演じてらっしゃるそうなので俄然アニメも楽しみになってきました。●「くす」って笑うお通ちゃんがとても可愛い。●あれ?ナレーさんもなんだか可愛く見えてきた。

第二百四十四訓「愛とは無償のものなり」
●この回が掲載されたジャンプで銀魂が表紙と巻頭カラーを貰っていたので、この話もとりあえずジャンプ版持っています。●『遊戯王』が懐かしくなるカードゲームバトル。小学生の頃よく読んでたなぁ。一番好きなデッキは主人公遊戯のデッキでした。ブラックマジシャンガール可愛いよブラックマジシャンガール。しかし新八ともあろう者がお通チップスカードを持っていないのがあまりにも意外でした。お通ちゃんグッズなら全て保存用観賞用布教用と揃えているんじゃなかったの!?これにはやや失望にも似た残念感が…。●銀さんと神楽の丹下段平コスはアニメの影響を感じますね。

第二百四十五訓「黒船は沈む時も派手」
●「無(ディゾン)」の凄まじい威力…ポケモンで言ったら「だいばくはつ」、ドラクエで言ったら「メガンテ」みたいなもんでしょうか。ネタバレ感想読んだ時「ディゾン」の意味が全く分からなかったんですけど、某ディゾンさんってライブの最中にできちゃった婚宣言して引退したんですか?最近テレビ観ないから分からないなぁ、特に芸能関連はそもそも興味が無いのでさっぱりです。『銀魂』と『忍たま』と『なんでも鑑定団』くらいしか見てないからなー。最近はそれらすらもリアルタイムに観られなくなっちゃいましたし。●トッシー成仏。最後まで良いカオしてました。険しさの無いトッシーの穏やかな表情が好きだったので、これからはもう会う事は無いのだと思うと非常に寂しいです。●粋な事しやがる新八氏…!カッコいいよ。●というかタカチンはどうなったんだろう。

第二百四十六話「柳の下にどじょうは沢山いる」
うきゃああああさっちゃん可愛いいいいいいい!これはときめいた…!衆人環視というシチュエーション+いつも素っ気ない銀さんが急に押してくるってのがまた彼女のツボを刺激するのでしょうか。あのシーンで世の女性ファン達の一体どれだけがさっちゃんに嫉妬の炎を燃やし、又はさっちゃんを自分に置き換えて身悶えた事でしょう。さっちゃん応援派な私はニヤニヤ、というかむしろさっちゃんにムラm(ryです。でも全部のコマでさっちゃんの泣きボクロ描き忘れてますよ空知先生。乙女心を手玉に取るなんて銀さんもつくづく悪い男だなぁ…。●冒頭の志村姉弟が微笑ましいですね。これまで新八のことをシスコンだと思ったことは無かったんですけど(もっと美しい言葉の方が似合う気がするから)、三ページで頬を染めているのを見て「あ、コレは真性かもしらん」と思いました。●ギャグも絶好調。ウイルス着こなしてるとかウィルス・○スとかハイセンス過ぎてクラクラします。●サブタイトルはキャラブック第二弾のことですね。


■おまけページ
空知先生にはまだまだ伸びしろがあるということ 信じています。
イラストコーナーでは依然吉原炎上編と神威が人気のようですね。
[PR]

by shougetu16 | 2009-04-29 16:41 | 銀魂談義(その他)

<< 地味に発見 『落乱』第四十五巻購入(盛大ネ... >>