『銀魂』第二十九巻 感想

銀魂 第29巻 (ジャンプコミックス)

空知 英秋 / 集英社


表紙は白血球王でした。コミックス派だと銀さんがコスプレしてる様にしか見えないですね。上手いと思ったのが、帯のタイトルロゴに部分に丁度たまがかぶさって「ぎんたま」が「たま」になってるところ。これは偶然じゃなくて狙ってる…んだと思うなぁ。背表紙はトッシーです。

空知先生もう三十路ですかー。





■収録内容・各話感想

第二百四十七訓「なめらかなポリゴンは人の心もなめらかにする」

たまが新手のコンピューターウイルスにかかってドット絵に退化!スペックもファミコン並に退化!万事屋三人組が一寸法師になってたまの体内に入るというファンシーな展開に。この展開はドラえもんに例が見られますね。ドラえもんの場合は部品の不具合だか故障をのび太が直しに行くんでしたけど、たまの場合のコンピューターウイルスって小さくなったからといって目に見える類のものなのかな?突っ込むべきところじゃないのかもしれませんけど。打出の大槌の使い方はかなりショッキング。源外さんも林博士に負けず劣らずのマッドサイエンティストだよ!
たまのドラクエネタにいちいち噴きます。「たまはやくそうをてわたした」がツボった。

第二百四十八訓「人の身体は小宇宙」
人の身体の中にも宇宙があり、宇宙に存在するもの全てが備わっている…というのは道教の考え方だったでしょうか。すなわち病気を治したいときや不老長寿を望むとき、内用薬に頼らずとも体内で薬(丹)を練って服用し、病も老いも無い仙人の身体を得ることも可能であると。思えば人間の身体も機械の身体も、キズを治したりウイルスに対抗したりするシステムには殆ど変わりはないんですね。予防接種とかワクチン使うし。ですが薬はあくまで補助に過ぎず、どんな傷も病気も最終的には全て自分の体が治してしまうんです。そう思うととっても神秘。
連発されるドラクエネタが楽しい限りです。たまの頭の中ってドラクエしかないのか!セキュリティプログラムが“白血球”ということは、銀さん達がどんぶらこっこと渡ってきたオイルの川は血管かしら。ちなみに「パーの鏡」の元ネタはドラクエの「ラーの鏡」。サマンオサ南の洞窟にありました。

第二百四十九訓「パーティーに勇者が二人いるとメダパニと同じ効果がある」
「メダパニ」はドラクエシリーズに出てくる呪文の名前。呪文をかけた相手を混乱させる効果があります。確かにグループに馬の合わない司令塔が二人もいたら混乱の元にしかならそう。
「????」な顔で白血球王の顔を凝視する銀さんが可愛い。「モシャス」がどういう呪文だったか忘れちゃったなぁ…自分の分身を作って身代わりにするとかでしたっけ?たまの“最強”のイメージが銀さんってのが素敵ですね。けど瞳孔開いた白血球王は容姿的には銀さんというよりも山さんという感じ。後で「白と黒どちらが生き残るかシロクロハッキリつけようじゃねーか」というセリフも出てきて、いよいよ『しろくろ』連載版に思いを馳せたりしました。ああ、もし次の読み切りがあったら完全新作でも勿論大歓迎ですけど『しろくろ』『だんでらいおん』もまた読みたいなぁ。
銀さんの嫁はビアンカだそうです。メモメモ。

第二百五十訓「導かれしバカたち」
タイトルはドラクエシリーズのサブタイトル「導かれし勇者たち」のパロ。遊び人は戦闘中に何やらかすか分からなくて、ターンのたびにパルプンテ(何が起こるか分からない呪文)使うとき並みにドキドキしました。でも遊び人だってなかなか侮れないからね?序盤は確かに持て余すけど遊び人としての道を究めれば悟りの境地に至るんだからね?
白血球王は潔癖キャラか。どこかの洗剤とか除菌剤みたいな必殺技の名前と効果(効能)がいちいち面白い。銀さんはやけに伊藤みどりで攻めてきますね。
ドット化しちゃった神楽が可愛い。

第二百五十一訓「そして伝説へ」
タイトルはドラクエシリーズのサブタイトル「そして伝説へ」のパロ。銀さんと白血球王の熱い共闘で、たまの体内で繰り広げられた冒険にもついに終止符が打たれました。


白血球王「……どうするんだ お前ならこんな時」


銀時「笑うのさ」


どこの綾波とシンジ君だと思いました。

第二百五十二訓「アメとムチは使いよう」
幕末四大人斬りの岡田以蔵、河上彦斎、中村半次郎…とこれまできて、あと残っているのは田中新兵衛。やはり過激攘夷派設定でついに来たかと思ったらなんと人違いでした。なんじゃこらあああああ!
明らか空知先生が憑依してましたね山崎に。私も秋本先生の『情熱大陸』見逃しました。(時間があったら見たいと今も思ってるんだけど)ですが多くのジャンプ作家さん達が秋本先生を理想として挙げている事実だけでも、その仕事ぶりが想像できようというものだと思います。
ケイン・コスギは現在NHK教育テレビの『からだであそぼ』に出演中です。

第二百五十三訓「人は閉じこめられると自分の中の扉が開く」
場の重い空気を救おうと一人で頑張って、「万事屋といったらサイコー」と言えちゃう新八が愛おしい。マジカルバナナが本気で懐かしいです。放送されてた当時一番好きな番組だったなぁ。ネガティブで悲しいマジカルバナナも一度やってみたい気がする…いやしちゃいけないか。

第二百五十四訓「朝の蜘蛛は縁起が悪い」
第二百五十五訓「蜘蛛の糸は一度絡まるとなかなかとれない」

吉原が舞台のシリアスシリーズ。今回メインに据えられたキャラは月詠で、彼女の過去と「地雷亜」という師匠の存在が少し明らかになります。
銀さんと月詠にTo LOVEる発生!おおおまさか銀魂でぱふぱふが出るとは思わなんだです。しかも銀さんおっぱいクッションに飛び込んだついでに揉んだよ!そういう行動の割には顔色が成人男性の健全な反応じゃない気もしますけど、うん、ついでに揉んでるくらいなら充分健全なんでしょうね。あとこれ見てたら笹かまぼこ焼いたやつが食べたくなってきました。


■おまけページ
担当編集が乙女チックラガーマン齊藤さんからT大出のインテリ中崎さん(元BLEACH担当)にバトンタッチ。齊藤…いやウテナ刑事さん短かったなぁ、好きだったのに。大西…いやカスさんも未だにちょいちょいネタにされてるので、また登場することもあるかなと期待してみます。それはともかく洗礼と言いますか恒例といいますか、新担当のエリート刑事いじりがさっそく始まっておりますね。ミートパイ噴いたw

質問・イラスト等の読者ページはなし。
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by shougetu16 | 2009-07-05 18:32 | 銀魂談義(その他)

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