山本五郎左衛門考 其の弐

◆山本五郎左衛門(やまもとごろうざえもん)
白髪(?)・着流し・ブーツという和洋折衷スタイルは銀さんの原型か。銀魂の連載予告カットを見た時は「あっ、なんかちょっと変な山さんだ」と思ったものです。

銀さんと違うのは刀創の様な傷で塞がれた左目と、首から腕から足にまで巻かれている「呪脈マフラー」なるもの。この呪脈マフラーは見た目では最も特徴的なので山さんを山さんたらしめている重要な物でしょう。詳しくは後ほど。


◆特殊能力
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呪脈マフラーで色々出来るようですが、それ以外の特徴的な能力といえば白い鴉の姿に変身できる事。なぜ鴉なのでしょう。演出の為(不気味なイメージを持たせる為)でしょうか。「一度死んだ山本五郎左衛門を甦らせたのは闇の鴉である」というのも要注目?

また、一般的には黒い鴉(※1)を、何故白くしたのでしょうか。突然変異的に白い動物(白蛇や白狐)というのは「神の使い」とされ何やら神秘なオーラを湛えています(※2)。山さんの場合はテーマカラーというか、髪や着物の色が白だからなんでしょうが、“外れ者(異端)”という意味も込められているのかもしれません。

※1・・・日本で一般的な鴉といえばハシブトガラスとハシボソガラスですが、アルビノ(色素欠如)の白い個体なんてのも何処かに生息しているかも。

※2・・・白い鴉は珍しいとして見世物になったり瑞祥ととられる事もあったそうですが、反対に「城枯らす(シロカラス)」に通じるといって武家では忌まれ、見かけたら撃ち殺した所もあった様です。


◆呪脈マフラー
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山さん曰く、「俺の血管のようなもの」。伸縮自在で思うままに動いて相手に巻きつき拘束し、妖気の注入も生気の吸引も自由自在、そして人の心を読む事までも可能。(というか“記憶を見る”といった方が近そう。)よく分からない物ですが字の様なものがびっしり書かれているので、とりあえず「長い御符の様なもの」と考える事にました。

ということで、あの字に注目。字であるからには必ず何かしらの意味があるものです。妖力とか生気とか、きっとあの字が出入り口なんでしょうね。梵字かとも思いましたが、滅茶苦茶なので多分違います(でもとりあえず保留)。ならばあれは何なのしょうか。私達にはとうてい理解する事の叶わない空知センセイの脳内言語なのか!?


しかし・・・・見つけたましたよ、あの字と酷似したものを!

それは「天狗文字」といわれるもの。読んで字の如し、「天狗が書いた字」の事です(※3)。山岳宗教系の呪文ではないかとか金星人の字ではないか(※4)という説があったりしますが、とにかく天狗が書いた「天狗の詫証文」という物が現存していて、その字が呪脈マフラーの字にそっくりなのです。天狗の文字・・・という事は、山本さんは・・・・!?


結論は後日に譲りましょう。


※3・・・自動筆記(オートマティックライティング)と呼んだりもするそうです。自動筆記とは急に妙な文字を書きだしたりする事、筆記者が神懸り状態・狐憑き状態の時等に書き出された文字の事で、天狗文字は天狗が憑いた状態の時に書き出された字。
つまり呪脈マフラーの字は、空知先生がトランス状態で書いたあちら側の文字と言えるのです!!・・・だから、あの字の意味が解明される日などは絶対来ないことでしょう。

※4・・・金星に天狗に魔王・・・・脈絡無く思えますが、全て繋がりのある単語。今から650万年前、魔王サナート・クラマが人類救済の為に金星より降り立ったという伝説が鞍馬山にあるのですよ。その魔王は天狗の総元締め、大天狗です。


参考文献
日本妖怪巡礼団/荒俣宏
妖異博物館/柴田宵曲 
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by shougetu16 | 2006-05-29 16:11 | 幻妖趣味(~怪~)

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