ああ無常かな 食物連鎖

庭に出たら、ちょろりとカナヘビの子供が出てきた。
よく見ると狩りに成功したらしく何かくわえている。
あまり可愛かったのでつついてちょっかいを出したら、
驚いてせっかく捕まえた獲物を落として逃げていった。
あとには指の先ほどもない小さなクモの死骸が残された。

ふと窓の外を見たら、鳥がカナヘビをつついていた。
くわえられては落とされ落とされてはくわえられ、絶体絶命である。
カナヘビは最後の手段としっぽを切った。
鳥はしっぽに目もくれず、カナヘビをくわえて飛び去っていった。
庭ではしっぽだけがぴんぴん跳ね回っていた。

軒下を覗いたら、小さなアリジゴクの巣があった。
そこへ大きなクロアリが一匹やって来て、ころりと落ちた。
すると砂に潜っていたアリジゴクが顔を出して、アゴを広げた。
アリは少し滑りながら、小さな地獄からさっさと這い出していった。
アリジゴクはしばらく動かなかった。
[PR]

by shougetu16 | 2007-08-06 13:07 | 私的瑣談(雑記)

<< 第百七十六訓  亀の甲より年の甲 単行本第十九巻の感想でござる >>