だるい夏休みⅡ

もうすぐ夏休みも終わりです。

特にどこにも遊びに行かず 友達とも遊ばず
世に言う「青春時代」とかいうのの真っ盛りの年齢のはずなのに
思い出といえるものは何ひとつ残らず
大量の宿題だけが残りました。
ええ 小学校の頃から 宿題は最後の日に溜め込むタイプです。

えーと、「妖怪大戦争」観てきました。



ストーリーは単純な少年成長ものの冒険活劇。

だが単純だからこそストレートにメッセージが伝わってくる。

子供には‘‘夢‘‘を。
大人には‘‘忘れた心‘‘を。

少年の頃の夏休みが舞台で
「大切なものを忘れないで欲しい」という事がテーマの

夢と冒険たっぷりな話であるが、

実はエコを訴えた作品でもある。

ユーモラスにしてノスタルジック、涙ありアクションありの娯楽映画!!


面白かったー!!すごく良かった(この「良かった」とは「笑えた」という意味)。妖怪オタクの私にゃあたまらん映画だ。新しい妖怪が出てくる度に「あ、件だ、輪入道だ、震震だ、手の目だ目目連だ大首だぬらりひょんだ」と嬉しくて嬉しくて嬉しくて、もうニヤけっぱなし。彼らの一挙手一同に癒されっぱなし。最後の機怪vs妖怪で、北は北海道のコロポックルから南は沖縄のマジムンまで、日本全国から120万もの妖怪が東京に集結するシーンは圧巻です。このシーンは真剣に感動した。

ああ 日本には
まだこれほどの妖怪が生きているんだ

そう思ったら、嬉しくて涙が出てきました。いやここはお涙頂戴のシーンじゃないだろとか思っても、やっぱり泣けてしまう。映画を観て涙が出たのは初めてでした。

神木隆之介、菅原文太、豊川悦司、栗山千明、安部サダヲ、竹中直人、忌野清志郎、雨上がり決死隊・・・と超豪華なキャスト。妖怪役で出た人たちは特殊メイクで誰が誰だかサッパリわからなかったけど、そんなことはどうでもいいんです。妖怪なんだから。スタッフもキャストも、楽しみながら撮ったというのがよくわかる。スタッフロールで出演者の後に妖怪の名前が流したのも、遊び心たっぷりで面白い。

最後、すねこすりが見えなくなってしまった大人のタダシ、路上で寂しそうにするすねこすりの元に現れる加藤――のシーンは、一番強いメッセージ性を感じました。怨念は…ずっと消えないということ?私にはよくわからない。なんか、大人になるのが寂しくなりますね。


◆パンフレットにより発覚した事実
宮部みゆきの一言から始まったというこの映画、「怪」プロデュースチーム全員出演しているとのことだから、探すのがまた楽しかった。いやぁ、宮部みゆきと水木しげる御大はすぐわかったけど、荒俣先生と京極先生はどこ・・・・?スタッフロールを観ると、

神ン野悪五郎/京極夏彦の字。

え~っ神ン野悪五郎役!?どれよ!?あ、荒俣先生見逃した!!ん?神ン野がいるって事は・・・・・!
で、パンフレットを見ると・・・・・

山ン本五郎佐衛門/荒俣宏

荒俣先生山ン本五郎佐衛門役ー!!(笑)どこに出てた!?ああ、妖怪大翁の神輿の前にいた2匹だったか!?山ン本と神ン野、稲生物怪録に登場する魔王でライバル同士です。
というか、神ン野悪五郎なんて見てもわからないよ!山ン本五郎佐衛門なら挿絵で見た事ありますけど、神ン野の絵なんてのは見たことない。
そしてパンフレットにより主人公・タダシの苗字が「稲生」だった事を知る。え!?これ広島の話!?とか思いましたが、この話の舞台は水木しげるの生地でもある鳥取県。だが「稲生物怪録」を意識したであろう事は明確ではないでしょうか。


◆お気に入りシーン
挙げればキリがないけど、特に気に入ったシーン(お笑いどころ)を箇条書き。
・タダシの叫びっぷり 
気持ちのいいほどにヘタレな叫び
・「小豆は体(みがら)にええだ」 byじいちゃん 
このじいちゃんにマイフェイバリットキャラクター賞あげます
・すねこすり
ぬいぐるみじゃん!
・「おい油、お前頭でけえよ」 
小さくできるんだその頭!
・タバコを吸う猩猩
妖怪が何普通にタバコ出してんだよ!(笑) 
・川太郎に拘束される一反木綿
お前、鬼太郎の前ではええ顔しとるそうやないか!
・大変危険ですので良い子は絶対に真似しないでください 
「大変危険ですので」、というより「死にますので」
・「ガメラだ」 
大沢在昌先生ホームレス役でのご出演
・ごぼう巻きのごぼう
ぶるぶる・・・・と振動に合わせてにじり出るごぼうイカス
・機怪の中からなぜかビール
よーく冷えてございます
・「戦争はいけません 腹が減るだけですから」
妖怪大翁・水木しげる御大、神輿の中からそのままご登場ーッ!!サイッコー!!!!

一番笑ったのがこれ。

「豆・・・・・・・・」

世界は小豆一粒により救われた・・・・というか、挿入歌がすばらしい。三池監督作詞、忌野清志郎作曲、忌野清志郎with井上陽水が歌う大変豪華な一曲です。
♪「小さな豆」、と書いて「あずき」と読ませる
読めねぇよ「こまめ」だろ

「小」が「あ」で「豆」が「ずき」かよ
ありえねぇ「こまめ」だろ

◆劇場の様子
観客は母子、子供をつれた老人、または年配の人が多かったですね。それに子連れが殆ど。子供達が観てくれるのはとても嬉しく思います。彼らが妖怪の事を覚えてくれて、たまに思い出してくれるだけで、妖怪たちはこれからもずっと生きていく事ができるのだから。年配者が多かったのは意外だったけど、あの人達は妖怪リアル世代ではないでしょうか。
一番妖怪を感じやすい子供と、一番妖怪と親しみのあったご老人。
見事、「子連れの老人」というターゲット層の心を掴むことに成功した様です。


◆ネットで見た評判
「面白かった」、という良い評判もありますが、「お子様映画だった」と切り捨てる人がいたのはちょっとショック。「妖怪って・・・・どうよ」な意見をちらほら見かけたのにも失望(こういう発言をした人達に)。何さ、こういう暗い時代にこそ馬鹿馬鹿しいものは必要なんですよ!(あっ、荒俣先生とセリフかぶった)


◆グッズ
とりあえずパンフレットは購入。というか、パンフレットでけぇー!!
ついでに京極夏彦コレクション「妖怪とめ具」なるものを発見。全12種、袋に入っているために中の確認ができない。よっしゃ、1個買ったらァ。で、あけてみると・・・・

また火車出たー!!

いや、好きだからいいんだけど、百々目鬼(どどめき)が欲しかった・・・・・・。とりあえず筆箱に付けてみる。ちなみにこの間の下げ飾りはケータイにぶら下がっています。



というか・・・・

・・・・・・・・・妖怪エキストラやりたかったーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!

だって撮影場所が遠かったんだもの!!
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by shougetu16 | 2005-08-27 03:56 | 私的瑣談(雑記)

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