第百九十七訓  銀と閣下の穀潰し

DVDシーズン其ノ弐7巻の感想で今年の抱負を書きましたけど(遅ッ!)、漫画感想は漫画感想で抱負があります。アニメ感想と同様「後で見て恥ずかしくない文章に」というのもありますが、こっちでは重箱の隅を楊枝でほじくりまくるねちっこい感想を目指したいと思っています。今まではちょっとした思い付きや気付いた事があっても「書く程ではないか」と判断したらそのまま心の奥にしまっていたのですけど、これからはちょっとでも思う事があったらそれを余さず書いていきたい。重箱の漆が剥げるくらいほじくるぞ。

では前置きが長くなりましたが感想いきます。
※加筆修正しました。抱負を語って早々に大きなヘマは無くてよかった。
※1/30 追記しました。ヘマあったよ!せわしなくて済みません…。





三週ぶりの銀魂はひときわ沁みました。第百九十七訓
怪しい温泉宿の正体は幽れ…じゃなくてスタンド達が湯治に来るスタンド温泉だった!女将に適性ありと判断され、新八達を人質にとられた銀時は従業員として働く事に…!今回は「スタンド温泉とはまぁつまりこんな所です」という紹介の意味で三竦みな三人とザビエルが登場、ギンの本格的な接客は次回からになるんでしょうね。ザビエルオチで「ギンはこの湯屋でこれからどうなるんだろう」ととてもワクワクしました。引かねど期待を残すオチ。笑いの最大のツボは閣下な三人組でした。

前回スタンドスタンド言いまくっていたのでジョジョパロ尽くしになるのかと思いきや、まさかジブリが来るとは!ジョジョは第1部の1巻と第6部の途中らへんしか分からないので個人的にはこっちの方が楽しめたと思います。(「スタンド」以外にジョジョネタらしき発言が見当たらないのを見ると、空知センセイも実は半端にしか知らないんじゃないかと勘繰ってみる。←失礼です。)とりあえずジブリ作品のパロディと思われる箇所を書き出してみましょう。

・サブタイトル「銀と閣下の穀潰し」→『千と千尋の神隠し』のもじり
「銀」と「閣下」は今回の話に合わせてあるとわかるけど、何で「穀潰し」をあてたんだろう?銀(銀時)と閣下(新八・神楽)がお登勢に家賃を払わないばかりか食事をたかりにばかり来る、という意味くらいしか思い付かない。そういえば湯婆がどこかで「穀潰し」って言ってたかな?

・「40秒で支度しな!!」→『天空の城ラピュタ』のドーラの台詞
シータを助けるために自分を仲間に入れて連れて行ってくれと懇願するパズーにドーラが言った言葉。ドーラってのは、あの海賊のばあちゃんの名前です。

・「グズは嫌いだよ」→『天空の城ラピュタ』のドーラの台詞
これはパズーとシータを自分らの飛行船に入れてからいつだかに言った言葉…だったはず。お岩が箪笥から服を引っ張り出してバサバサ散らかしているシーンも、宮崎アニメっぽい表現を狙っていそうです。

・「新入りのギン」と「レイ」→『千と千尋の神隠し』の「千」と「リン」
油屋で働く前に、千尋は湯婆に「荻野千尋」という本当の名前を奪われて「千」と名付けられます。リンは何かと千の面倒を見ていた姉貴分。スタンド温泉のレイも女将からギンの面倒見役を仰せつかっていたので、『千と千尋』でいうリンのポジションじゃないかと。レイという名前は「ユウレイ」から?

サブタイトルは一見首をかしげる人が大半かと思いますが、本編を中盤まで読み進めると『千と千尋』のパロディであると判明する仕組み。新八・神楽・お妙さんら三人が姿を変えられて人質にされて銀さんが湯屋の従業員として働くという状況や、お客がちょっと特殊な方達というところが『千と千尋』と重なります。ううむ、溢れるようなオマージュ。セリフはドーラのものが多いのを見ると、お岩はキャラがドーラでポジションは湯婆、という感じでしょうか。「名とは魂と肉体を繋ぐ鎖 …」とか言ってる辺りもまた別の世界(作品)の人っぽいなぁ。


私的注目どころ

●女将のお岩さん
前回は言及し損ねましたが、「お岩」の元ネタは『東海道四谷怪談』のお岩さんでしょうね。「ロックからきてるのよ」とか言ってたけどお菊さんと並び日本で最も知られる幽霊の名前。

●神楽とお妙さんのお風呂シーンが!
お妙さん、雪降ってるのにずっとそんな所に座ってて冷えない?サービスという程の色気は無いものの女性陣のお風呂シーンが見られるとは思っていなかったので思わず喜んでしまいました。アニメではかなり気合の入った映像を望めそうですが、アニメがここまで辿り着くかどうかが問題。

●いっぱい来てる
苦悶の表情で湯に浸かるスタンド達。いや、それともあまりにも好い湯加減だから恍惚の表情を浮かべているのでしょうか?どっちにしろここは無表情の方が怖かっただろうなー。判断に迷うところでしょうが、呻かせてギャグっぽくしています。

●「どうしたアルかホモにでも囲まれたアルかヒャーヒャッヒャッヒャ!!」
ハッラ立つな~神楽(笑)。それはともかく「風呂でホモに囲まれる」で坂口憲二ファンクラブのツアーの件を思い出しました。まさか本当にその事を言っているのでは…。

●10万16歳みたいになった新八
ええと、あのビジュアルや「我輩」「10万16歳」の元ネタは「聖飢魔Ⅱ」のデーモン小暮閣下でしょうか。あと最初「あっちも10万16歳みたいになってる」の意味がわからなかったんですけど、このコマの新八をよくよく見ると足の間にスネにまで達する程のモザイクが…。お風呂から上がってみれば神楽とお妙さんも我輩になってますよ。2人の平地は10万16歳にはならなかったみたいですね。10万16歳っぽくなった相手を見て互いに驚かないのが余計に怖い。

●「我輩がUNOである」
『我輩は猫である』。名前はわがはい。(←「まだない」のイントネーションで。)

●信長→光秀→秀吉→信長という恨みの連鎖
良い子の皆さん歴史のお勉強です。激しい罵り合いにはならないネチネチした物言いと揚げ足の取り合いが某議事堂の中継をも髣髴とさせてリアル。部活の対立する先輩後輩的なノリで悪態を隠さない分 こちらの方が遥かに子供じみていますね。

●全員もっさりブリーフなんですけど
現在の将ちゃんを始めとした徳川家だけでなく、歴代の征夷大将軍やその時代の覇者は全員もっさりブリーフ派だったのではないかという説が持ち上がりました。

●ザビエル
秀吉かと思いきやまさかのザビエル!キレてますよフェイントが!ザビエルの髪型はキリスト教の聖職者のスタイルの一つで、個人の趣味とか床屋に薦められたからとかでは決してないです。宗教ネタは夢幻教ならまだしも世界三大宗教じゃぁアニメではできなさそうだなぁ…下ネタなんかとは訳が違うから。

●アオリ「1549(いごよく)仕留める火縄銃!!」
良い子の皆さん歴史のお勉強です。タイトルコマの「あービバノン!!」といいアオリがいちいち素敵ですよ今回。この「1549…」は単行本にも載せて欲しいくらい。

※追記:「1549」は火縄銃伝来じゃなくてフランシスコ・ザビエルが初めてキリスト教を日本に布教した年だ!「1549…」の正しいゴロ合わせは「(ザビエルがorイエズス会)1549広めるキリスト教」で、火縄銃の伝来は1543年。「1549」の人が「火縄銃」で仕留めるっていう、これも一つのパロディだったんですね。あまりにも違和感無いので妹にツッコまれるまで気付きませんでした(さすが現役!)。齊藤編集おそるべし…!



※SQ読切情報 …
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今週号に『13』の告知が(ちゃんとあの女のこのイラストで)載っていますね。抜かりなくおまけの宣伝まで…。読切は全部で三十八ページかぁ。とにかくお疲れ様でした!楽しみにしております。ところで、ジャンプと単行本も同日二月四日発売なんですけど、何の感想を先に上げるべきかなぁ。同日に二つ三つアップなんてタフなマネはできません。

※単行本といえば …
表紙に山崎を使うのもアリな気がしてきた。しかし「表紙になるような奴は山崎じゃない」ですから、回避策としてミントンのラケットをメインにするというのはどうでしょう。中央にラケットがでかでかとあって山崎の手だけ見えるとか、六巻表紙の桂ポジションにラケット、エリザベスポジションに山崎を置くとか。次巻の背表紙ももちろんラケットで。
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by shougetu16 | 2008-01-29 13:56 | 銀魂感想(本誌)

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