第二百六訓  会ってもわからないこともある

ちょっとバタバタしてるんで簡易感想です。


※四月二日 加筆修正しました。





●不甲斐ない自分を責めたお姉ちゃんが自殺未遂騒ぎ起こしたけど最終的に新八と(きららちゃん)の文通が始まってハッピーエンド。スイマセンせっかく銀魂読んでるのに意識が他の方に飛んでいて率直な感想が出てきませんでした。(超私事。)展開はいつもの人情路線だったけどやや失速していた印象。新八が筆談で名前を聞いてきららちゃんが答える場面とか良いんだけどなー。いまいちグッと来ないのは多分コマやセリフの流れが単調過ぎるからだ。他作品と比較するのも変ですが、こう”胸に訴えかけてくる演出”では今週の『ダブルアーツ』や『ハンターハンター』が優良例だと思う。大ゴマセリフキャラの表情ですね。キャラが心情を吐露するシーンなどのセリフは、単純で率直で直情的な言葉の方が胸に響いてくる。銀魂はいつもキャラの告白ゼリフ(今回ではきららちゃんのセリフ)が整理されすぎていて入り込めないんですよ、なんだか台本読んでるみたいで。(あえて時代劇的・舞台的な演出を狙っているという見方もアリですが。)キャラの表情も少々変化に乏しいし、演出に一役買うコマ使いにも変化が無い。どうしたもんでしょうかね。「漫画」ってのは描けば描くほど成長するものだと新人賞募集ページで教わったので空知センセイももりもり成長して欲しいです。


●それはともかく新八ときららちゃん、マジでフラグ立ったのかな?新八は寺門通親衛隊隊士にはどうやって示し付けるんだろう。「言わなければバレない」でいくのかもしれないけどそれで良いのかな…お通ちゃんから卒業なんてして欲しくないけど。それにきららちゃんならきっと新八のヲタ趣味も笑って見守ってくれそうです。頑張れ新八、最終的な選択は間違えるなよ。


●作画は復調したみたいですね。(前回は作画の調子が悪かったんじゃなくて「ネームがギリギリだった」と言う方が正しいか。)まだ主線やフキダシの枠がガタガタしている部分も何箇所かあって本調子とまではいっていない様子。最初の二ページの描き込みとトーンがえらい丁寧だったのでひとまず安心して読めました。


●前回のラストで近藤さんと土方が驚いた対象は般若の如きうららちゃんだったのか!うららちゃん、初めに出てきた時はやや目が細めで描き分けが意識されていた様なのに今じゃすっかり新八顔(基本型の事)になってしまいましたね。「今じゃ」というか二回目から既に新八顔だったか。これ、すごーくもったいない気がする・・・。


●その他コネタ
・「A型は恥知らず」説。「A型は几帳面」ならよく言われますが。
・近藤さんカワイソス。
・お妙さんがまたローションとこんにゃく持ってきてる。
・うららちゃんまだ首輪つけてますね。彼女の人生どうなったんだろう。


※今週のジャンプ表紙…銀さんが持ってる将棋の駒は「魂」かな?銀さんと合わせて「銀魂」ね。
※単行本二十三巻の表紙…正式に明かされましたね。「黒龍」はアノ男の別名である。
※アニメガイド…空知先生&新旧担当対談、銀時、新八、近藤、長谷川、桂の五人のアニメキャストによる対談、高松監督を筆頭とするアニメスタッフ対談・・・と裏話系のネタが充実している模様。空知センセイのアニメに対する思いとやらにもっさり期待していいですか?


※四月二日 加筆分↓

●上の空で漫画を読むなんて漫画・作者に対して失礼極まりないですねジャンピング土下座。ちゃんと身を入れて読んでみたらメッセージ性の強い内容で色々考えさせられました。


●「誰かのためにならいくらでも強く自由な素敵な文が書ける」、「自分じゃなく誰かのためにならいくらでも強くなれる」。これが自分の外側に生きがいを見出している銀さんを重ねた一文である事は、このセリフを銀さんと同じコマに置いている事からも明らかです。この中編はスタートこそ新八の成長物語・恋物語のようでいて、実は初期から一貫している作品テーマに“手紙”という媒体からアプローチした話だった。成長したのは新八じゃなくてきららちゃん、根っ子にあるのは銀さん(の生き方)だったんだ。そこに新八が優しさを添えてあったかい読後になっていました。


●きららちゃんの「私汚い」で、いま十何度目か読み返している『月の影 影の海』の陽子の独白を思い出した。自分は醜い、愚かだ。でもそれを心底認めることができたら、もういつでも変われる準備が出来ているって事なんだよね。それに気付けなくて苦しくてもどかしいのが若さなんだろうか。「アイデンティティ」って何だよめんどくせーんだよコノヤロー。


●新八が「君宛てに手紙送りたいから」って書いて出した次のコマの、きららちゃんが伸ばしている腕が逆になっている。修正候補ですね。
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by shougetu16 | 2008-04-01 22:54 | 銀魂感想(本誌)

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