アニメ魍魎の匣 第七話「もうりょうの事」

京極堂の語る魍魎像と、鳥口が指摘する御筥様とバラバラ事件の関係性。

Aパート+Bパート冒頭と時間をたっぷり割いた京極堂の妖怪薀蓄が実に期待通りでした。
これぞこのシリーズの真骨頂!なんて素敵な内容なんでしょう。
ミステリ好きとか原作ファンとか抜きに、ただの妖怪好きとして、聞いてるだけで堪らない回でした。
おなじみの『画図百鬼夜行』も出てきましたね。(京極堂が出した妖怪図鑑のような本のことです。)
※訂正:魍魎の頁があるのは、正しくは『画図百鬼夜行』シリーズの中の『今昔続百鬼』巻之下。
あの彩色は本物と同じなのでしょうか?国書刊行会から出版されているものは白黒なので
色の濃淡くらいしか分からないのです。あの魍魎の体の赤は禍々しくてなかなか良い色だった。
根岸鎮衛の『耳嚢』に収められている魍魎の話も国書刊行会の本で簡単に紹介されていました。
魍魎って人間にも化ける事が…というか溶け込む事もあるのか。
古典の引用や日常生活では絶対使われないようなな用語がたくさん出て少々難解だったでしょうか。
水羊羹をふるふる揺らしながら「水の妖怪ですかい」とか不意に洒落を飛ばす鳥口君が癒しでした。
これまた不意に卓上に上って来ては縁側へぽてぽて歩いていく猫を目で追ったり。
そういえば、死体を攫うという妖怪「火車」で、火の車を曳いているのは魍魎だという説がありますが
車を曳いているのは猫だという説もあるそうです。魍魎と猫も強ち無関係ではない?のかしら。
猫にも死体に関係した言い伝えがありますよね。猫が死体を跨ぐと猫魂が入って死体が踊り出すとか。
だから猫を死体に近付けてはならない。遺体の傍にに刃物を置くのは猫除けのまじないだと言う。
それにしても石榴タン(京極堂の猫)かわいいなぁ。

アバンがまた『匣の中の娘』になりました。そして本編の方でもその内容が少し紹介されましたね。
ゲラを読む関口の脳内で再現される『匣の中の娘』の世界。そこに突然頼子と謎の男が登場して、
場面は登校中か下校中の頼子へシフトします。謎の男とはまた実際にすれ違っているのでしょうか?
虚構と現実の区別が付きにくい、境界が曖昧なこの感じは正に魍魎が生み出す不安感。
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by shougetu16 | 2008-11-19 16:26 | 私的瑣談(雑記)

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