カテゴリ:幻妖趣味(~怪~)( 14 )

隠れ里と幽霊温泉の話

第百九十六訓~第二百一訓、全六回にも及んだスタンド温泉編より。

最終話は体調不良で少々ざっくりした感想になってしまいましたけども、このシリーズ楽しかったです。故人は生き残る者の心(魂)の中に居続ける、というメッセージは作中で繰り返し伝えられていますが、空知先生の持つ死生観のまた新しい部分が少し見えたかなと思います。


◆霊場・仙望郷
女将・お岩の営む「仙望郷」は、盆から零れた霊たちがその身を癒しに集まる、地元民ですら足を運ぶ事のない陸の孤島の温泉宿という一種の隠れ里的な舞台でした。パロディ元の『千と千尋の神隠し』が隠れ里が舞台なので必然的にそうなったのでしょうけど、空知先生にもその概念はあったのかな?「隠れ里」については第二百訓「二百回とか気にしないでいこうか」感想やウィキでも見て頂きまして。⇒ウィキペディア【隠れ里】

お岩がなぜ不便な山奥に宿を構えたかと言うと、まぁそこに温泉が湧いていたからでしょうが、一番の理由は霊は山に集まるものだからでしょうか。日本では昔から「人は死んだらその魂は山に還る」と言われてますし、霊が集まる「霊場」というものは大抵が山です。(代表的なのは恐山。)


◆スタンド使い
幽霊が人に協力する事ってあるんだろうか。…あるらしいですね、イロイロと。「飴屋の幽霊」とかそうじゃないかなぁ。《ある飴屋にいつも怪しい女が飴を買いに来るので、主人が怪しんで後をつけると、女が墓場で赤子に飴を与えている。女は死んでから子供を産んで、墓場で育てていた。主人が可哀想に思って赤子を拾って育て始めると、女の幽霊は何かと主人の手助けをしたそうである》…という話。(ピンと来た方もいらっしゃるでしょうが、鬼太郎の誕生はこの話を元にしているそうです。)

私は「幽霊」というとやれ『リング』だ『呪怨』だみたいな怨霊のイメージが植え付けられているので幽霊とお近付きにはなれそうにないです。怖い。


◆幽霊と温泉
昔話などに仙望郷と似た話は無いかと本棚を漁っていたら、『明治妖怪新聞』の「化物屋敷」の章にて「化物温泉大繁盛」なる気になる見出しを見付けました。この本は明治時代の怪事件を報じる新聞記事を集めた本です。明治といったらすぐ前は江戸、江戸期は妖怪も幽霊も「化物」と呼んでいたそうですから、これはもしや類話かもしれない。「東京日日新聞」、明治十八年十二月一日午後版の伝える内容は要約すると以下の様なもの。

●ある温泉宿があった。近所の者が入浴に来て一人湯に浸かっていると、後ろから「旦那お背中を流しましょう」という声がした。誰かと振り返ったが誰もいない。間違いかと思ってそのまま浸かっていると、またしても後ろから「旦那お背中を流しましょう」と聞こえる。そういうお前は何者だと言って振り返るが、やはり誰もいない。さては化物の仕業かと思うとにわかに冷や水を浴びせられた様な心地がして、風呂から飛び出し慌てふためいて家に帰り、家内や近隣の人々に次第を話した。“化物温泉”の噂はたちまち広がり、温泉宿はすっかり客足が途絶えてしまった。
これは大事と温泉宿の主人、ひと工夫を考え、「化け物を見て番台へ知らせた方へは御礼として反物を進呈します」と打った。これを聞いた血気盛んな若者などは面白がり、我先にと温泉へ来て、温泉は大入りとなった。
これはいけると踏んだ主人は、さらに「ここ最近の評判についてはお聞きの通りですので、景物として入湯した大人には物品、お子様にはお菓子を差し上げます」と広告した。そうならその景物も貰おうと、老若男女問わず客が来て、“化物温泉”は引きも切らずの大繁盛となったそうである。…


この「化物」の正体って、銀さんの背中を流してやりたいと思い続けて背中流しの能力に特化した幽霊と化したレイちゃんなんじゃね?(違うと思う。)ちなみに記事の末尾には「天晴れ温泉主人の機転かな」という記者の賛辞付きでした。


◆霊場と温泉
かの有名な恐山に「恐山温泉」なる温泉があるらしい。・・・そういえば観光ガイドとかあまり読まないし考えた事も無かったけど、恐山って火山ですもんね。温泉くらい普通にありますよね。しかしこれは凄いですよ。日本三大霊場のひとつ恐山の温泉とあれば、きっと幽霊さん達も・・・いや、祖霊に向かって「幽霊さん」などとは失礼ですね、「ご先祖様方」も大勢お越しになっている事でしょう。恐山温泉でなら極楽のお湯でご先祖様とマッタリ、という夢のようなひと時を現実にできるかも?

※日本三大霊場…比叡山、高野山、恐山の三箇所。高野山や比叡山にも温泉があるそうですが、それっぽい雰囲気を味わいたいなら断然恐山の方が向いている?でも有力な霊場にこれだけ温泉があるって面白い符合だなぁ。温泉(火山)と霊場って関係あるんだろうか。熱湯の吹き出し口や硫黄の臭いが地獄を連想させるから?

〈参考〉
恐山温泉 (関東周辺 立ち寄り温泉みしゅらん より)
ウィキペディア【恐山】

『水木しげるの妖怪事典』/水木しげる
『明治妖怪新聞』/湯本豪一
※二冊とも水木家の本棚に簡単な書評付きで置いてあります。
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by shougetu16 | 2008-03-02 20:02 | 幻妖趣味(~怪~)

「妖怪のこころ」

「妖怪のこころ:/1 一反木綿--鹿児島」

毎日新聞の暮らし面で、今日から「妖怪のこころ」シリーズ(全5回)が始まりました。「“妖怪”という存在が私達に何を伝えようとしたのか」をテーマに、妖怪の故郷を訪ねてその心に触れようという趣向のようです。うーんステキなことをしてくれますね毎日新聞殿。
協力は妖怪探訪家でライターの村上健司さん。京極夏彦ファンの間では京極堂シリーズの登場人物・沼上蓮司のモデルとしてもお馴染みですね。

第1回にスポットが当てられた妖怪は鹿児島出身の一反木綿。この先も水木しげる作品で有名な妖怪中心でいくのかな。まぁ一般向けの記事だからそうマニアックなのが来る筈ないですけども、「親が子供を戒めるために語った」という解釈は定番だけに「日本人の求める土臭さ」があるし、伝承のファクターとされる土葬の風習の話も興味深い。妖怪発生の仕組みが一般にもわかりやすい内容になっています。

妖怪にはその土地の風習、信仰、歴史、そして人々の心が詰まっています。

妖怪は文化です。


HP:MSN毎日新聞インタラクティブ
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by shougetu16 | 2007-08-07 20:57 | 幻妖趣味(~怪~)

きび団子と浦島太郎の話

ジャンプ今週号掲載の第百七十四訓より。本誌感想でもちょっと触れたとおり、“きび団子”について気になったのでちょっと検索してみました。浦島太郎はおまけです。

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by shougetu16 | 2007-07-26 11:02 | 幻妖趣味(~怪~)

狐の話

「江戸に多いもの、伊勢屋稲荷に犬の糞」
江戸には本当に、伊勢屋と稲荷神社と犬のクソが多かったいう。お稲荷様の人気は江戸だけのものではなく、全国で三万社とも四万社とも言われています。個人宅の庭やスーパーの駐車場やビルの屋上等にも赤い鳥居をよく見かけますね。それ程人気なお稲荷様ですが、実は怖い神様であります。稲荷神に願掛けをして、その願いが叶ったら、お礼のお参りをしないとオソロシイ事になりますよ。狐(※)はその稲荷神のお使いです。

※現在 東京に野生の狐って棲息しているんですかね?


◆金の油揚げ
大江戸美術館に展示されていた、金でできた油揚げ(※)の像(一応言っときますが銀魂での話ですよ)。金で油揚げなんてまたしょうもないものを・・・。お稲荷様のご利益は「五穀豊穣」と「商売繁盛」。利益(りえき)が利益(りやく)な訳です。でも今は農家が減ってるから商業関係者や「大金持ちになりたい」みたいな願いが殆どなのかなぁ。誰もが思う、非常に俗な願いです。お稲荷様はそれを聞き届けてくれます。金の油揚げ像は、そんなお稲荷様のご利益を頂戴した信者が造った「カネの油揚げ」だったのでしょうか。

※油揚げといったらお稲荷様へのお供え物ですが、キツネの大好物は豆腐の油揚げではなく鼠の油揚げ(つまり唐揚げ?)だったらしいです。


◆九尾e0002518_12341849.jpg
狐の面を被った九人編成の盗賊団“九尾”。
九尾の狐は妖狐の代表格ですね。褒姒、妲妃、玉藻の前と美女に化けて三国にわたって帝を悩まし、正体を見破られてからは那須野原で討たれ毒を吐く石「殺生石」となりました。

化ける動物といえばネコにムジナにカワウソにテンと沢山いますが、ツートップはやはりキツネとタヌキでしょう。狸はそのぽてっとした姿から愛嬌が感じられ化かし方もどこか憎めない所がありますが(※)、狐は眼光鋭くいかにも老獪といった感じ。狸が多く坊主に化けるのに対し狐は美女、というのも妖しい魅力満点。忍の流れを汲む業で同心連中を惑わし煙に巻く盗賊団のネーミングとしては、狸より狐が相応しいでしょう。(右上の図は京都 伏見稲荷大社の土産屋通りで購入したお狐様のお面↑)

※あ、でも「かちかち山」の狸はお婆さんを騙して殺して汁物にしてたな。


参考文献
鳥山石燕 画図百鬼夜行
日本妖怪巡礼団/荒俣宏

↓ここから先もキツネの話ですが余談です
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by shougetu16 | 2006-10-19 12:40 | 幻妖趣味(~怪~)

山本五郎左衛門考 其の弐

◆山本五郎左衛門(やまもとごろうざえもん)
白髪(?)・着流し・ブーツという和洋折衷スタイルは銀さんの原型か。銀魂の連載予告カットを見た時は「あっ、なんかちょっと変な山さんだ」と思ったものです。

銀さんと違うのは刀創の様な傷で塞がれた左目と、首から腕から足にまで巻かれている「呪脈マフラー」なるもの。この呪脈マフラーは見た目では最も特徴的なので山さんを山さんたらしめている重要な物でしょう。詳しくは後ほど。


◆特殊能力
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呪脈マフラーで色々出来るようですが、それ以外の特徴的な能力といえば白い鴉の姿に変身できる事。なぜ鴉なのでしょう。演出の為(不気味なイメージを持たせる為)でしょうか。「一度死んだ山本五郎左衛門を甦らせたのは闇の鴉である」というのも要注目?

また、一般的には黒い鴉(※1)を、何故白くしたのでしょうか。突然変異的に白い動物(白蛇や白狐)というのは「神の使い」とされ何やら神秘なオーラを湛えています(※2)。山さんの場合はテーマカラーというか、髪や着物の色が白だからなんでしょうが、“外れ者(異端)”という意味も込められているのかもしれません。

※1・・・日本で一般的な鴉といえばハシブトガラスとハシボソガラスですが、アルビノ(色素欠如)の白い個体なんてのも何処かに生息しているかも。

※2・・・白い鴉は珍しいとして見世物になったり瑞祥ととられる事もあったそうですが、反対に「城枯らす(シロカラス)」に通じるといって武家では忌まれ、見かけたら撃ち殺した所もあった様です。


◆呪脈マフラー
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山さん曰く、「俺の血管のようなもの」。伸縮自在で思うままに動いて相手に巻きつき拘束し、妖気の注入も生気の吸引も自由自在、そして人の心を読む事までも可能。(というか“記憶を見る”といった方が近そう。)よく分からない物ですが字の様なものがびっしり書かれているので、とりあえず「長い御符の様なもの」と考える事にました。

ということで、あの字に注目。字であるからには必ず何かしらの意味があるものです。妖力とか生気とか、きっとあの字が出入り口なんでしょうね。梵字かとも思いましたが、滅茶苦茶なので多分違います(でもとりあえず保留)。ならばあれは何なのしょうか。私達にはとうてい理解する事の叶わない空知センセイの脳内言語なのか!?


しかし・・・・見つけたましたよ、あの字と酷似したものを!

それは「天狗文字」といわれるもの。読んで字の如し、「天狗が書いた字」の事です(※3)。山岳宗教系の呪文ではないかとか金星人の字ではないか(※4)という説があったりしますが、とにかく天狗が書いた「天狗の詫証文」という物が現存していて、その字が呪脈マフラーの字にそっくりなのです。天狗の文字・・・という事は、山本さんは・・・・!?


結論は後日に譲りましょう。


※3・・・自動筆記(オートマティックライティング)と呼んだりもするそうです。自動筆記とは急に妙な文字を書きだしたりする事、筆記者が神懸り状態・狐憑き状態の時等に書き出された文字の事で、天狗文字は天狗が憑いた状態の時に書き出された字。
つまり呪脈マフラーの字は、空知先生がトランス状態で書いたあちら側の文字と言えるのです!!・・・だから、あの字の意味が解明される日などは絶対来ないことでしょう。

※4・・・金星に天狗に魔王・・・・脈絡無く思えますが、全て繋がりのある単語。今から650万年前、魔王サナート・クラマが人類救済の為に金星より降り立ったという伝説が鞍馬山にあるのですよ。その魔王は天狗の総元締め、大天狗です。


参考文献
日本妖怪巡礼団/荒俣宏
妖異博物館/柴田宵曲 
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by shougetu16 | 2006-05-29 16:11 | 幻妖趣味(~怪~)

山本五郎左衛門考 其の壱

空知英秋の読切作品、『しろくろ』。
それに登場する魔王・山本五郎左衛門なる者は、一体何者なのか?
狭くて浅い圧倒的な知識を駆使し、昇月堂がその謎に挑む―!


随分前から「やる」と宣言していたテーマなんですがね・・・・いや忘れてた訳じゃないです。去年の夏頃からずっと考えていたんですが、纏めるのがなかなか難しかったんです。
それが漸くまとまった感じになりまして。(何となくだけど。)これが思いのほか長ったらしくなってしまったので、何回かに分けてアップしていきたいと思います。

先ずは、『稲生物怪録』という書物について触れておきましょう。


◆『稲生物怪録』とは?
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(↑キタネー画像で申し訳ない)
江戸時代、備後三次(現在の広島県三次市)に住んでいた稲生平太郎という当時十六歳の少年武士の身に起こった実体験記です。最近の流行に乗って言うと「実録化物屋敷日記」という感じか?(というか流行に乗れているのか?これ)


~あらすじ~
寛延二年の初夏。平太郎は友人の三井権八と共に地元の霊山に肝試しに登り百物語を行う。すると「百物語を語り終えると怪至る」という言い伝えの通り、七月一日から三十日までのまるまる一ヶ月の間毎日、平太郎の家に怒涛の如く怪異が起こる。しかし彼は剛毅な人であったので少しも屈しなかった。そして七月最後の日、平太郎の前に魔王 山本五郎左衛門(さんもとごろうざえもん)と名乗る武士風の大男が現れ、平太郎の勇を称えた。汝を驚かそうとしてつい長居をしてしまったが、もう退散するのでこれからは怪異は起きないと言った。もし怪異が起こる様であったならばこれで我を呼ぶべしと言って平太郎に小槌を渡し、大勢の供を引き連れ駕籠に乗って去っていった。それ以降、変わった事は何も起こらなかった。


さァ我らが山さんこと山本五郎左衛門についてですが、皆さんお気付きでしょうか。『稲生物怪録』は「山本(さんもと)」。『しろくろ』では「山本(やまもと)」。そう、名前の読みが違うのです。「さんもと」という特殊な読み方は妖怪界で使われる読みなのだそうですが、空知センセイが「やまもと」としたのは何故でしょうか。これは本家『稲生物怪録』の山本五郎左衛門との差別化を図ったのかもしれませんね。(銀魂で「新選組」が「真選組」となっているように。)なので、山本(やまもと)は山本(さんもと)とは別物として考えていきたいと思います(「さんもと」は参考程度に)。

※この後から「さんもと」は「山ン本」と表記します。

※ちなみに・・・・
e0002518_1702194.jpg平田篤胤が解く 稲生物怪録
 荒俣宏/角川書店

これが私の持っている『稲生物怪録』関連の本です。膨大な知識を駆使し、小説家・コメンテーターなど多岐に渡って活躍する妖怪馬鹿の博物学者、荒俣宏氏の著。


『稲生物怪録』に大変関心を寄せ、人生をかけて研究したという国学者・平田篤胤の残した沢山の資料が収録されています。それに加え荒俣先生の考察、四十八ページにわたるカラー口絵(+約百ページの白黒口絵)、下には優しい解説付きとお腹一杯の内容。
これで値段四千円を高いと見るか安いと見るかは人次第。まァ『稲生物怪録』関連の本は沢山出ていますし、自分で書店に行って中身を見て「これ」と思ったものを買うのが一番だと思います。絵本だって出てるしね。

上のとみ子パパが山さんについて語るコマで出てきた鳥の様な顔の化け物の絵は、この本にも収録されている資料『稲生妖怪実記』の「山本五良左衛門」の挿絵かと思われます。そっくりそのままなので、この挿絵を参考にしたのは間違いないかと。しかし、空知センセイが何の本を見て描いたのかまでは判りません。


では、本日はこれにて
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by shougetu16 | 2006-05-19 16:48 | 幻妖趣味(~怪~)

「さっちゃん」に感じる恐怖の謎

私は、「さっちゃん」という名にホラーなイメージを持っています。
何故だかわからないけど、ただ、なんとなく怖い。
そのかすかな恐怖心は、電車侍の時の
「四日後の夜十二時 さっちゃんに殺されます」
という書き込みで、より確かなものとなりました。

なんで怖いと思うんだろう?
「さっちゃん」という霊が出てくるホラー映画もあるようですが、観たことないし…
なんで怖いと思うんだろう?

その答えが、先日行った古本屋で明らかになりました。


私が天啓を得た本のタイトルは『本当は怖い童謡』(タイトルはうろおぼえ・・・)。「さっちゃんはね さちこっていうんだほんとはね …」という歌は皆さんご存知かと思います。一般に知られている歌詞は3番までなのだそうですが、なんと、この歌には幻の4番目の歌詞が存在するというのです。それは…

さっちゃんはね ふみきりであしをなくしたよ
だからおまえのあしをもらいにいくんだよ
こんやだよ さっちゃん

怖い!


いや、この歌詞は私も初めて見たんですが、読み進めると更なる事実が発覚。
実際、さっちゃんが夜中に足をとりに来るという怪談があるというのです。
しかし枕元にバナナ、もしくはバナナの絵を置いておけばさっちゃんは来ないという …



・・・ピコーン!


これだー!!思い出した!謎はすべて解けた!


昔、テレビで怖い話ばかりを集めたアニメを放送していたんですが、その中に「さっちゃん」の怪談があったのです。私はそれを観たんだ。

それが、学校で「さっちゃん」が深夜に足をとりに来るという噂が流れる、というもので。逃れるにはバナナの絵を枕元に置いておけばいいのだという。しかし一人だけ、馬鹿馬鹿しいとバナナの絵を置かずに寝てしまう女の子が。するとその夜、本当にさっちゃんがやって来る。長い髪、白い顔、穴のような眼、服は真っ黒で、足は無い。さっちゃんは口元を歪ませながら、寝ている女の子の足を大鎌でトン、トン、と叩いて・・・・・・・・・・

この話を観てしばらくは、布団から足を出して眠れませんでした。怖くて怖くて。この間までアニメの事は忘れていたけれど、「さっちゃん」という名前と共に覚えた恐怖心だけは、脳がしっかりと記憶していたんですね。しかし「さっちゃん」が怖かった原因がわかれば、怖さは半減。やったね!さっちゃん。

※ついでですが、良かったらこれも読んでください
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by shougetu16 | 2005-12-13 12:43 | 幻妖趣味(~怪~)

イカサマ賭博師?ツキヨミの話

第七十訓より。わずかな妖しい匂いを嗅ぎつけてこまい話をしていきますよ。

昨日の民俗学の番組を見て民俗学に興味を持つ人が増えたらなーと思う今日この頃
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by shougetu16 | 2005-10-12 12:59 | 幻妖趣味(~怪~)

日本人なら知っていてほしい怪談

ある時、私は銀魂を読んでいて妙な感覚になりました。
それは町内の肝試し大会の裏方を舞台とした第八十二訓での、新八のこのセリフ。
「一枚二枚って数えていって九枚目で『一枚たりないうらめしやー』って襲い掛かるんだよ」

そして神楽の、片目の潰れたお菊さんの扮装。この、「皿屋敷」と「四谷怪談」が混同されているという事実。いつだったか、「最近はこういう怪談を知らなかったり、お菊さん・お岩さんという名前は知っていてもストーリーをわかっていなかったり、皿屋敷・四谷怪談を混同している子供が多い」というような事を書いた本読んだことがあります(本のタイトルは失念)。

そこで、有名な怪談の簡単なあらすじを紹介する事にしました。なんとなくです。

あらすじの前に、八十二訓で名前の出た「番町皿屋敷」についての話をします。
実は皿屋敷伝説というのは全国各地にあって、場所によってストーリーが異なります。「番町皿屋敷」は江戸牛込御門内番町(現在の千代田区?)を舞台とした皿屋敷伝説で、岡本綺堂が大正5年、播磨の「播州皿屋敷」を元に創作したものです。

…ん?


…大正5年?


実はかなり最近にできた話!?

なんと、「番町皿屋敷」という怪談は江戸時代には存在しない話だったのだ!新八はあそこで「播州皿屋敷」と言うべきだったのである。空知、ここでもミス!……とか思いましたが、銀魂の世界観を見てもわかる通り、こんなのは気にするに値しない事実ですね。なんてったって江戸時代に宇宙人がいて宇宙旅行してるんですからね。オゥ、イッツファンタジー。ワンダホゥ!

日本人なら知っておきたい怪談三編
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by shougetu16 | 2005-09-23 11:20 | 幻妖趣味(~怪~)

百物語怪談会

怪談の季節ですよ。

夏に必ず放送されますね怪談・怪奇ものの特別番組。なぜ夏に集中するのか?それは夏がお化けの季節だからです。
懐かしい小学校・中学校の泊りがけのイベントでも、怪談は定番で、夜を待って一つの部屋に集まり電気を消して、みんなで顔を突き合わせ、誰かの語る怖い話に聞き入るというのは、修学旅行の神社仏閣巡り・告白ラッシュと同様にその日の予定に組み込まれているようなものでした。(うちの小学校では先生が怪談会を企画してたなぁ)
今も昔も変わらず、日本人は怪談好きです。
そこで今回はお化け好きの江戸後期に庶民の間で流行った娯楽、百物語をご紹介。
(これ第何訓からの話、とかありませんね。強いて言えば第三十三、三十四訓から?)

実は幽霊やら怪談は大の苦手です
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by shougetu16 | 2005-08-20 12:44 | 幻妖趣味(~怪~)